JavaScriptにおけるプロパティは、オブジェクトに関連付けられたキーと値のペアを表します。オブジェクトは中括弧 {}
を使って作成され、プロパティはキーと値のペアとしてオブジェクトに追加されます。以下に、プロパティのコード例とその内容説明をいくつか示します。
オブジェクトのプロパティ


この例では、person
という名前のオブジェクトを作成しています。オブジェクトには3つのプロパティが含まれています。
name
: 値は文字列 'Alice'
で、人物の名前を表します。
age
: 値は数値 30
で、人物の年齢を表します。
occupation
: 値は文字列 'Engineer'
で、人物の職業を表します。
プロパティへのアクセスと変更


この例では、car
という名前のオブジェクトを作成しています。オブジェクトには3つのプロパティが含まれています。
brand
: 値は文字列 'Toyota'
で、車のブランドを表します。
model
: 値は文字列 'Corolla'
で、車のモデルを表します。
year
: 値は数値 2022
で、車の製造年を表します。
プロパティへのアクセスはドット .
を使って行われます。例えば、car.brand
は'Toyota'
を返します。また、プロパティの値は代入を使って変更できます。car.model
に新しい値 'Camry'
を代入しています。
プロパティの動的な追加と削除


この例では、空のオブジェクト fruitBasket
を作成し、後からプロパティを動的に追加しています。
fruitBasket.apple = 5;
のようにしてapple
というキーと値を追加しています。同様に、orange
とbanana
のプロパティも追加されています。console.log(fruitBasket);
を呼び出すと、全てのフルーツとその個数が表示されます。
delete fruitBasket.orange;
を使ってプロパティorange
を削除しています。console.log(fruitBasket);
を再度呼び出すと、orange
プロパティが削除されたことが分かります。
これらの例は、JavaScriptのオブジェクトにおけるプロパティの作成、アクセス、変更、削除についての基本的な概念を示しています。プロパティはオブジェクトのデータを表現する重要な要素であり、動的に追加・変更・削除することで柔軟なデータ構造を作成できます。
コード
// オブジェクトのプロパティ const person = { name: 'Alice', age: 30, occupation: 'Engineer', }; // プロパティへのアクセスと変更 const car = { brand: 'Toyota', model: 'Corolla', year: 2022, }; console.log(car.brand); car.model = 'Camry'; console.log(car.model); // プロパティの動的な追加と削除 const fruitBasket = {}; fruitBasket.apple = 5; fruitBasket.orange = 8; fruitBasket.banana = 3; console.log(fruitBasket); delete fruitBasket.orange; console.log(fruitBasket);
コメント
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